ものごとの捉え方
ある出来事をネガティブに捉えるか、
それともポジティブに
捉えるかによって、
見えてくる風景が
全然別のものになるわけで、
何でもポジティブに捉えていけば、
その後の人生も
大きく変わるんじゃないかと
いうのはいつも思っていました。出典元
月刊致知2017年 5月号 P.56
対談「その時、リーダーはどう動くか」
佐光正義 氏の言葉
ポジティブとネガティブ
人は何かしらの壁や難題に
ぶち当たらなくても、
常日頃の心構えが
前向きか悲観的かで
あらゆる結果が
見えてくるものです。
例えば、ポジティブ(前向き)なら、
多少へこたれるような事でも
自分にとってプラスになる経験が
出来たと捉えるでしょうし、
ネガティブ(悲観的)な見方を
常にする人なら
「何をやっても良いことが起きない。」
「所詮自分はダメ人間」と
決めつけてそれ以上の努力を
放棄するものです。
さらに突っ込んだ見方をするならば、
人は常に前向きで物事を捉えたり、
現状を変えずに
ぬるま湯的な生活環境に
その身を置いていることの方を
選ぶことをしたがるものです。
余程の苦痛を感じない限り、
多少の不満を持っていても
慣れ親しんだ状況を変えることを
望まない人が実は
とても沢山いるのです。
そしてそのような人が
好んでいるのが、
前向きな捉え方をした
成功者の言葉であり、
啓蒙書なのです。
だからと言って、
生き方を変えるには
プラス思考が良いと
理解していても
実践することもなく、
頭の中にとどめることも無く
記憶から消えていくのを
ネガティブな心持をする人は
気にもしません。
そして口から出てくることは
ただの不満であり、
愚痴であり、悪口なのです。
実は、
その事に気づいてないことが
本当は問題なのです。
マイナス思考が
生み出す望まない経過や結果、
良い事を自分から
遠ざけていることに
気付いていないのです。
ポジティブシンキングの訓練する
ものごとを常に悲観的
とまで言わなくても
プラス思考をしない習慣が
身についている人に、
行き成りポジティブな考え方を
しましょうと言っても
全くと言って良い位
できない事と思われます。
気持で判っても実際に
思考を変えることは
長年身についた考え方や
捉え方を変えることには、
相当の努力を必要とします。
よく言われている言葉に
「心を変えれば行動が変わる・・・」
がありますが、
ネガティブな心でいる事が
当たり前の状態でいる人が、
行き成り心を変えることはまず、
ほとんどの人は出来ません。
では、
どうしたら「心は変わる」のでしょうか?
私は、
「心を変える」ためにまずしたことは、
言葉使いを変えて見ました。
ポジティブな言葉が心を変える
ガサツな言葉使いを辞めて、
親兄弟、親族に関わらず
友人、会社の同僚、
さほど良く知らない方など
区別することなく、
少し丁寧な言葉使いを心掛けました。
そして、「斎藤一人」さんが
よく話されている
「天使言葉」を意識的に
使うようにしました。
(3年位前には
「天使言葉」ってありませんでしたが
自分なりに工夫してました)
更に感謝する言葉を
どのような時も使う事も
意識しましたね。
「有難うございます」って
言葉を声に出して
はっきり言う事で、
無用な摩擦がかなり減りました。
それと、毎朝歯磨きを
誰でもすると思うのですが、
洗面所の鏡に映る自分を見ながら、
自分をほめることも
忘れずに続けてみました。
この様な事を長年続けていると
自然と自分の周りに悪いことが
起きなくなっているような気が
してきました。
もしかしたら、
悪い兆候であっても
自分を鍛え経験を
増やすことなんだろうって
捉えていたので、
常に感謝でしたね。
この言葉使いを変える事から
始まったポジティブ思考になるための
訓練は今も続けていますが、
どんな窮地と思われる事でも
何となく解決していくので、
今の自分はとても
幸福な気持ちでします。
だからと言って
八方美人的な事はしません。
出来ない事や嫌な事は、
客観的な説明をして
お断りしています。
他人からいい人と
見られようとか
考えたことはありません。
断りかたも紋切型ではなく、
別の方法を提案して
理解を求めるようにしています。
だからなのかもしれませんが、
もめることもありません。
「言葉を変えると心が変わる」って
私はそう信じています。
思考家 明徳義道 記す
お勧め書籍
月刊致知 案内URL
月刊致知について
コメント