人間の命は輝く
不可能は可能になるものなんですよ。
これは命懸けでやってみないと分からない。
-中略-
自分が欲さえ持たなかったら、
やったほどのことは必ず自分に返ってくる。
だから、どうか
「こんなことをして何になるだろう」などとは
思わないで、誰かのために何かをやって頂きたい。
それが一番の願いですね。
出典元
月刊致知 2021年5月号 P.11
「誰かのために生きる時、人間の命は輝く」から
高橋恵氏との対談内での塩見志満子氏の言葉
解説:この言葉から教わること
誰かのために、自分の出来ること精一杯やろうと思っても、
自分なんかそれほど役に立たないと
始っから決めている人って結構多いかもしれません。
そんな人たちの気持ちには、完全主義っていうか
頭の中で完璧でなければいけないと思い込んでいるんじゃないかな。
確かに、初めてやろうとすることは、
それまでの経験がないこともあって、
躊躇う気持ちが強いものです。
それに、責任を持たなければいけないって
勝手に自分で決めてかかって、やらない理由を探すもんなんです。
自分の欲求をちょっと抑える
「あれが欲しい、これが欲しい」や
「もっと楽な仕事がしたい」、
「思い通りに生きたい」など
自分の欲求はとどまることを知りません。
しかし、その欲の方向性を少し変えてみると
全く新しい局面を経験することが出来ます。
それは、プラスな面があり、マイナスの面も経験します。
もし、欲しいものがあるなら、お金が増えれば解決します。
それが、給料や手当を増やすことで可能なら、
自分の成績ばかりでなく、同僚、上下関係を
手助けして会社の利益を伸ばすことにより、
給料やボーナスのアップ、臨時の手当が支給されれば良い事です。
結局お金目当てかと思われるでしょうが、
他人を蹴落としたり、騙したり、利用しようとするから
えげつない人間と後ろ指をさされるように疑われるのです。
反対に、自分を取り巻く環境のために、
他人のために一生懸命行動すると自分を見てくれる
他人の気持ちが変わります。
ちょっと遠回りになるかもしれませんが、
自分の欲を少し我慢することで、
自分も周りも何となく幸せを感じる世間が
貴女の気持ちを和らげてくれるのです。
「こんなことして何の足しになるか?」と
躊躇わずに半歩前に出ていく勇気と感謝の気持ちを持てば、
必ず幸福になれるのです。
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